この記事の内容
- 軽量鉄骨はやめとけと言われる本当の理由8選
- 軽量鉄骨アパートに向いている人の特徴3選
- 軽量鉄骨アパートに2年住んだ3つの感想
突然ですがこんな悩みや疑問を持っていませんか?
軽量鉄骨って良くないって聞くけど実際どうなの?
軽量鉄骨の建物を検討をしているけど、リアルな感想や口コミが知りたい。
そんな方はいませんか?軽量鉄骨の物件は、家賃が手ごろだったり立地も良かったりするので人気が高い物件です。一見メリットが多いですね。そうは言っても「なにかデメリットがあるんじゃ…」そんな風に考える人も多いです。しかも軽量鉄骨と調べたら「やめとけ」の文字ができた!実際のところどうなんだ!と気になる方も多いと思います。
そこで当記事は「軽量鉄骨がやめとけと言われる本当の理由8選」を実際に住んだ経験がある不動産大家が解説します。この記事を読めば、住んだからこそわかる軽量鉄骨のメリットと注意点を知ることができます。
読み終わる頃には、軽量鉄骨の建物が自分にあった選択なのかを知ることができるよ。
読むと分かる3つのこと
- 軽量鉄骨はやめとけと言われる本当の理由8選
- 軽量鉄骨アパートに向いている人の特徴3選
- 軽量鉄骨アパートに2年住んだ3つの感想
不動産屋で嫌われる行動を知りた人はこちらの記事を参考にしてください。
しょう×不動産大家ライター
⌂東京23区に不動産を持つ大家
賃貸経営4年目・年間家賃300万円
〇保有する資格
FP2級・証券外務員Ⅰ種
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【実体験】軽量鉄骨やめとけの本当の理由8選
軽量鉄骨はやめとけと言われる理由8選を解説します。軽量鉄骨アパートを検討している方は是非参考にしてください。
防音性が低くて隣の声が聞こえる
軽量鉄骨は、防音性が低いので音が伝わりやすい特徴があります。例えば、屋外階段を歩く音や隣の部屋からの会話が聞こえる場合があります。静かな住環境を求める人には不向きかもしれません。
記事の後半にある防音対策をすれば騒音はある程度軽減できるよ。
地震の際に構造の不安がある
軽量鉄骨の建物は、重量が軽く設計されているので地震時の揺れを受けやすい傾向があります。地震について不安な方は慎重に考える必要がありますね。ただし、地震は地盤の影響も受けるので一概に軽量鉄骨はダメということはないです。
鉄筋コンクリート造でも地盤が弱い場所では地震の影響を受けやすいからね。あと大通りの近い場所にあるアパートも注意しよう。
火災の際に延焼拡大しやすい
軽量鉄骨は火災が起きた時に、高温で強度が落ちやすく火炎の延焼を拡大させやすい特徴があります。ただし、 耐火被覆材で被覆してを強化している場合は問題ありません。また、フラッシュバックも建物の気密性が低いので発生する確率も低いです。
軽量鉄骨より木造の建物の方が火災の時に延焼するのは早いよ。これは6年間消防士だったから実感としてもあるね。軽量鉄骨は鉄筋コンクリートと比較すると劣るのは事実だけど問題なく暮らせるから安心してね。
防犯性の低い物件がある
構造上だけでなく、セキュリティ面で不安な物件があります。軽量鉄骨を検討すの建物を検討する際は、しっかりとしたセキュリティ設備を備えているか確認しておくと安心できますね。
モラルの低い住人がいる
軽量鉄骨に住んでいる人限定ではありませんが、モラルの低い住人がいる場合があります。これは後ほど紹介するメリットの「家賃が安い」ために起きてしまう問題です。同じ建物にモラルの低い人がいると、住みにくい状況になってしまいがちです。そのため、内見する際は共有部にものが散乱していないか?何か違和感がないかをしっかり確認しておきましょう。
共有部は住んでいる人のモラルを知るきっかけになるから必ずチェックしよう。
経年劣化による建物の劣化が早い
軽量鉄骨の建物は経年劣化が進みやすい傾向があるので、メンテナンスが適切に行われないとさらに劣化のスピードが早く進みます。内見の際は築年数に見合った外観なのか、管理会社はしっかりメンテナンスをしているか担当者に聞いてみると安心できます。
不動産の担当者に聞けば建物の管理状況や修繕履歴を教えてくれるよ。20年以上の築年数の物件はチェックしておいた方が良いね。
夏は暑くて冬は寒い
軽量鉄骨の特性上、断熱性が低いので夏は暑くて冬は寒いケースがあります。そのため、夏の暑い日は外の気温より室内の気温が高くなることも。特に最上階で角部屋の場合、日照によって気温が急上昇することがあるので注意が必要です。
僕が住んだ角部屋は窓が二面あったから暑さも2倍だった。日当たりの良いのはメリットだけど、カーテンとレースが必須だったよ。
建物の外観が安っぽい
軽量鉄骨の建物は、比較的安価な材料を使用しているので見た目が安っぽく見える場合があります。これは不動産会社が建設時のコストをできるだけ抑えるためです。内見の時は外見が安っぽくないか確認しましょう。
以上が軽量鉄骨はやめとけと言われる理由です。もちろん全ての軽量鉄骨が悪いわけではありませが、軽量鉄骨の傾向を知っておくのは非常に大切なことです。
軽量鉄骨はやめとけと言われる理由は分かったかな?次は軽量鉄骨アパートのメリットを紹介するよ。
軽量鉄骨アパートのメリット3選
軽量鉄骨の建物のメリット3選について解説します。ここまでやめとけと言われる理由を見てきましたが、この章では良い点について見ていきます。軽量鉄鉄骨のメリットを知って、部屋探しの選択肢を広げたい方は参考にしてください。
家賃が安くて財布にやさしい
軽量鉄骨構造は、建設にかかるコストが鉄筋コンクリート造に比べて安い傾向があります。そのため家賃が安くなり、毎月の固定費を安く済ませることができます。あまり知られていないですが、家賃が安いと入居時の初期費用も比例して安くなるメリットがあります。
初期費用は家賃と比例して金額が変動するよ。初期費用を安くしたい人はこの記事を参考にしてね。
建物の品質が安定している
軽量鉄骨は、あらかじめ工場で作られた部材を現場で組み立てる「プレハブ工法」で建てられることが多いです。そのため職人の腕に左右されずに建物が建つので、多くの建物が高品質で安定しています。更に建築する期間は短くなり人件費が安くなる分、家賃も安くなる傾向があります。
建築の技術が進んでくれたおかげで良い建物に安く住めるのは嬉しいね。
物件の選択肢が多い
軽量鉄骨の建築技術は年々進化していて、デザイン性や機能性の両方を兼ね備えた物件が増えています。立地や間取り、設備など自分のニーズに合わせた多くの選択肢から選ぶことができます。駅近で築浅の良い物件が見つかるかもしれません。
最近はダイワハウスや積水ハウス、大手不動産メーカーがたくさん建設しているよ。
以上3つが軽量鉄骨のメリットです。いかがでしたか?毎月の家賃を抑えられるのは嬉しいですね。紹介したメリットとデメリットを天秤にかけて、選択することで失敗を防ぐ可能性が高まります。次の章では、軽量鉄骨の賃貸に向いている人の特徴を3つ紹介します。
軽量鉄骨アパートに向いている人の特徴3選
軽量鉄骨アパートに合う人の特徴を3つ紹介します。紹介する特徴が3つ全て当てはまる人は、軽量鉄骨が向いているかもしれません。自身の考えと合っているか考えながらご覧ください。
できるだけ家賃を安く済ませたい
軽量鉄骨アパートは建設コストが安くすむため、周辺の建物や同じ設備を持つ物件に比べて、家賃を安い場合が多いです。そのため家賃をできるだけ抑えて、趣味や遊びにお金を使いたい人に向いています。例えば学生や新社会人、収入がまだ安定していない人はぴったりですね。
家賃の目安は手取り収入3分の1を目安にするといいよ。物件探しの前にやっておく準備が知りたい人はこの記事を参考にしてね。
新しくて綺麗な物件に住みたい
軽量鉄骨アパートは、スタイリッシュなデザインできれいな外観の建物が増えています。最近ではダイワハウスや積水ハウスなど大手不動産メーカーが建築しています。もちろん昔からある建物は覗かれるますが、最新の設備やモダンなデザインの物件に住みたいと考えている人に会っています。
立地のイイ物件にコスパ良く住みたい
軽量鉄骨アパートは、通勤・通学に便利な立地にあっても家賃が比較的安いのでコストパフォーマンスを求める人に向いています。例えば賃貸の人気エリアでも、予算内で物件探しをする事ができます。立地が良い場所で家賃の安い物件に住みたい人は大きなメリットですね。
以上3つが軽量鉄骨アパートが向いている人の特徴でした。やはり家賃の安さと立地の両方を求める人にはぴったりの物件だと思います。もちろん軽量鉄骨にもデメリットもあるので、それらを考慮して物件探しすれば自分にぴったりの住まいを見つけることができますよ。
軽量鉄骨はダメとか鉄筋コンクリートはダメ、ではなくてそれぞれの特徴を知って自分が許容できるか考えるのが大切だよ。
軽量鉄骨アパートに2年住んだ感想3選
軽量鉄骨アパートに実際に2年間住んでいた感想を紹介します。住んでいた期間は、2018年4月~2020年6月(2年2ヶ月)になります。これから検討している人は是非参考にしてください。
騒音はそこまで気にならない
軽量鉄骨の防音性に関してよくネットで言われていますが、実際に住んでみると騒音はそこまで気にならなかったです。というか記憶に残ってないので、そこまで騒音を気にしなかった、というのが本音になります。
僕なりに考えてみると、最近の軽量鉄骨アパートが防音性能の向上に力を入れているためだなと思いました。住んでいたのは大和ハウスのD₋ROOMという物件で新築でした。隣の話し声や階段を上り下りする音はあったかもしれませんが、ほとんど気にならないレベルでした(中には気になる人はいるかも)。もちろん物件や部屋の場所によって差はあると思います。細かいことを言うと個人の音に対する反応の差も影響があると思います。そのため軽量鉄骨の賃貸を検討している方は、内見したに、隣の物音や外からの音が聞こえるかしっかり確認しておくとのがおすすめです。
消防士をしていて寝ている時の物音にはかなり敏感だけど、日中の物音はあまり気にならなったよ。
夏と冬のエアコンは欠かせない
軽量鉄骨の建物は、熱の伝わりやすい構造なので夏の室内は高温になりやすく、冬は外の冷気を感じやすかったです。そのため、「夏と冬はエアコンがないときついな…」とエアコンは欠かせなかったですね。そのため電気代が高くなってしまいました記憶があります。外の気温は場所によって異なりますが、外気の影響を受けやすいのは覚えておいたほうが良いと思います。ちなみに南向きの部屋は夏になるとサウナのように扱った記憶があります。
入居者の入れ替わりが多い
軽量鉄骨アパートは、比較的家賃が安くて立地がいいので若者や単身者に人気があります。実際僕の住んでいるアパートも20代の人が多くいました。若い人が多いので勤務先の変更なので引越しするパターンが多いと感じました。なぜかと言うとアパートの前に引っ越しのトラックを何度も見たからです。ご近所付き合いで仲良くする人が欲しい人には不向きかもしれません。ただし僕はご近所さんと付き合いが少なかったので、あまり気にならなかったのが本音です。
軽量鉄骨アパートの実際の住んでいた時の感想は以上です。いかがでしたか?軽量鉄骨アパートは、物件によって特徴は違うので一概には言えないと思います。
特徴を把握して物件探しをするとこれまで見えなかったもことが気が付けるかもしれないよ。
軽量鉄骨のよくあるQ&A
この章では、軽量鉄骨アパートに関するよくあるQ&Aを3つ紹介します。ここに掲載していないことで聞きたいことがある方は、ページ下部にあるコメント欄からお願いします。
軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは何ですか?
- 軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは何ですか?
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軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは利用している鋼材の厚さです。 重量鉄骨は厚さが6mm以上、軽量鉄骨は厚さが6mm未満の鋼材を使っています。軽量鉄骨は重量鉄骨に比べてコストが安く加工しやすい特徴があります。
軽量鉄骨の構造を詳しく教えてください
- 軽量鉄骨アパートの構造を詳しく教えてください
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軽量鉄骨造は、建物の骨格部分に鉄や銅などの軽量鉄骨を使った建物です。いわゆる「鉄骨造(S造)」に分類される建築工法になります。軽量鉄骨造は、木造と比較すると強度が高く耐震性に優れています。
軽量鉄骨の防音対策はありますか?
- 軽量鉄骨アパートの防音対策はありますか?
-
軽量鉄骨アパートの防音対策にはいくつかの対策があります。効果が期待できる対策は以下の通りです。
- 床に防音マットや厚めの敷物を敷く
- 普段からスリッパを履くようにする
- テーブルや椅子の足にカバーを付ける
- 洗濯機など床の接触部分に防振マットを付ける
- 壁に防音シートや防音テープを付ける
- テレビやオーディオ類を壁から一定距離離す
まとめ
「軽量鉄骨やめとけの本当の理由8選!実際に2年間住んでいた感想」の解説は以上です。軽量鉄骨はやめとけ、と言われる理由はありますがメリットも多くありましたね。それぞれのメリットとデメリットを把握して、冷静な判断をすることが部屋探しを成功させる秘訣です。記事を読んだ皆さんの新生活が、最高なステージになることを心から願っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事のまとめ
- 【実体験】軽量鉄骨やめとけの本当の理由8選
- 防音性が低くて隣の声が聞こえる
- 地震の際に構造の不安がある
- 火災の際に延焼しやすい
- 防犯性の低い物件がある
- モラルの低い住人がいる
- 経年劣化による建物の劣化が早い
- 夏は暑く冬は寒くて住みにくい
- 建物の外観が安っぽい
- 軽量鉄骨アパートのメリット3選
- 家賃が安くて財布にやさしい
- 木造と鉄骨のいいとこどり
- 物件の選択肢が多い
- 軽量鉄骨アパートに合う人の特徴3選
- 家賃を安く済ませたい
- 新しくて綺麗な物件に住みたい
- 立地のイイ物件にコスパ良く住みたい
- 軽量鉄骨アパートに2年住んだ感想3選
- 騒音はそこまで気にならない
- 夏と冬はエアコンが欠かせない
- 入居者の入れ替わりが多い
- 軽量鉄骨のよくあるQ&A
- 軽量鉄骨と重量鉄骨の違いは?
- 軽量鉄骨アパートの構造は?
- 軽量鉄骨アパートの防音対策は?
- まとめ
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