今日は、10年前の巨大地震を思い出さずにいられない一日です。
事務所で仕事をしていた時の長い揺れと、その後のテレビ放送を見てこの日本はどうなってしまうのだろうと恐怖を感じていました。
新聞報道やテレビの特集などを見ると、東北地方に住んでいた人たちの10年たっても消えることのない悲しみに胸が痛みます。
昨日の十勝毎日新聞には、北海道東部の沿岸及び内陸部での巨大地震が100%来ると書かれています。
マグニチュード9の可能性も高いということで、10年前の巨大地震と同じような強さです。
住宅を創る側としては、耐震性能は絶対条件ですが、制震工法との組み合わせを今まで以上にご提案していかなければならないと思いました。
耐震工法は地震に対して力づくで倒れるのを防ぎますが、そのひずみとして耐震部材の接合部に大きな緩みや傷が発生します。
そのために熊本での地震のように、二回目に大きな地震が来た時に耐震力が働かず、建物を地震から守ることができなくなることがあります。
それに対して制震工法は、伸縮する特殊な部材をつかって、耐震部材への衝撃を小さくしてくれて、建物の揺れを穏やかにしてくれます。
したがって、建物や耐震部材の破壊を小さくしますから、二回目三回目の大きな地震が来ても安心ということになります。
これから家づくりをされる方は、制震工法のお話を聞くことをお勧めしますし、リフォームでの活用も可能なので、心配な方はご相談くださいますようお願いします。